ハクガン2千羽の死骸見つかる、家きんコレラか 米西部
(CNN) 米西部アイダホ州で約2000羽のハクガンが雪の中で死んでいるのが発見され、当局によって回収されたことが19日までに分かった。
アイダホ州魚類鳥獣局は、ハクガンは家きんコレラに感染して死亡したとの見方を明らかにした。
ハクガンは渡り鳥だ。魚類鳥獣局の地域担当者は「米南西部やメキシコから、繁殖地であるアラスカ北部沿岸に戻るところだった」と述べた。
どこで家きんコレラに感染したかは不明だが、当局は他の鳥が死体を食べて感染が広がらないよう対応を急いている。担当者は「早急にできるだけ多くの死体を集めて、感染した鳥を他の鳥が食べるのを防ぐことが重要だ」と指摘する。
ハクガンの死骸の近くに20羽ほどのワシがいたことが確認されている。潜伏期間があるため、ワシがどこにいて、いつ発症するのか不明だという。
研究施設での分析結果は出ていないものの、死因から家きんコレラであると判断できるという。
当局によれば、家きんコレラが人に感染するリスクは高くはない。