米旅客機2機の爆弾騒ぎ、元乗務員が偽装認める

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(CNN) 今年7月と9月に米旅客機上で起きた爆弾騒ぎについて、米スカイウェスト航空で客室乗務員を務めていた男がでっち上げを認め、連邦犯罪に問われていることが分かった。

15日までに公開された法廷文書によると、ジャスティン・コックスシーバー容疑者(21)は9月9日、ミネソタ州ミネアポリス発、ノースダコタ州ディキンソン行きのデルタ航空機に乗務した際、機内で不審な荷物を見つけたと操縦室に報告した。

荷物の中から信号音が聞こえたと主張したため、機長が非常事態を宣言して管制に連絡。ディキンソンの空港では民間機の離着陸がすべて中止されたが、爆弾処理班が荷物を調べたところ、中には丸めたタオルしか入っていなかった。

また7月7日にも、バージニア州シャーロッツビル発、イリノイ州シカゴ行きのアメリカン航空機の機内で、トイレの壁に「機内に爆弾を仕掛けた」との脅迫状が張ってあったと主張した。同機はシャーロッツビルへ引き返したが、爆弾は発見されなかった。

米連邦捜査局(FBI)の捜査員によると、同容疑者はデルタ機の荷物もアメリカン機の脅迫状も自身がでっち上げたと供述している。

当初は「友人に脅されてやった」と話していたが、その後自分の意思だったことを認めたという。

スカイウェスト航空の報道担当者はCNNの取材に対し、「捜査には全面的に協力してきた」とコメント。同容疑者はもはや従業員ではないと述べた。

コックスシーバー容疑者は民間航空機の運航を妨げ、航空機の安全を損なう偽情報を流したとして、ノースダコタ州ビスマークの連邦地裁に起訴されている。

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