大学構内で教授射殺、容疑者の講師が逃走中 米ミシシッピ州
(CNN) 米ミシシッピ州クリーブランドのデルタ州立大学で14日、歴史学の教授が射殺された。地元警察によると、容疑者は武器を持ったまま車で逃走している。
当局によると、同大学のイーサン・シュミット教授は自身の研究室内で、頭部を撃たれ死亡した。
逃走中とされるのはシャノン・ラム容疑者。同大学で昨年博士号を取得した後、専任講師として地理や社会科学教育の授業を担当していた。犯行の動機などは分かっていない。
警察が大学を閉鎖して構内を調べ、安全を確認したが、14~15日の授業は中止となった。
シュミット教授は2007年にカンザス大学で博士号を取得。デルタ州立大学では学部生に米国史を教えていた。専門分野は米先住民の歴史で、複数の著書や論文も出していた。
ラム容疑者は、大学から約480キロ離れた同州ゴーティエで、同容疑者と同居していた女性(41)が射殺された事件への関与も疑われている。
警察は14日朝に通報を受け、容疑者宅で遺体を発見した。家庭内のいざこざによる殺人との見方を示している。