米司法省、トランプ氏の捜査に関わった職員を解雇 「信頼できない」
(CNN) トランプ米大統領に対する刑事捜査に携わった司法省の職員10人以上が解雇されたことが分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。
司法省のマクヘンリー司法長官代行が対象の職員に送った書簡には、職員らがトランプ氏の政策を「忠実に」実行できると「信頼できない」と記されていた。
書簡は次のように述べている。「あなたはトランプ大統領の訴追において重要な役割を果たした。政府の適切な機能は、上級職員が部下に置く信頼に大きく依存している。大統領の訴追においてあなたが果たした重要な役割を考えると、司法省の幹部があなたに大統領の政策を忠実に実行するための支援を信頼して任せることができるとは私には思えない。そのため、憲法第2条および米国法に基づき、あなたの司法省での雇用は終了し、ただちに連邦機関から解雇される」
解雇された職員の中には、トランプ氏に対する2件の起訴を取り下げたジャック・スミス元特別検察官と働いていた者もいた。スミス氏は、トランプ氏が2020年の大統領選の結果転覆をはかったとされる事件や、トランプ氏が機密文書を持ち出したとされる事件の捜査を担当していた。