トランプ氏、「ガザを一掃」と異色の構想 ヨルダン国王との電話会談で

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大統領専用機「エアフォースワン」で記者団の質問に答えるトランプ大統領=25日/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

大統領専用機「エアフォースワン」で記者団の質問に答えるトランプ大統領=25日/Mandel Ngan/AFP/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は25日、ヨルダンのアブドラ国王との電話会談で、パレスチナ自治区ガザ地区の住民を一斉に移住させる案を示し、協力を求めたことを明らかにした。

トランプ氏は大統領専用機内で、記者団に電話会談の内容を聞かれ、パレスチナ人をさらに受け入れるよう要請したと答えた。

「ガザはめちゃめちゃだ」と語り、150万人に上る避難民に言及して、「すべてを一掃する」と提案。「ガザではほとんどすべてが取り壊され、人々が亡くなっている。そこで、私が一部のアラブ諸国と協力して別の場所に住宅を建て、気分を変えて平穏に暮らしてもらうのがいいと思う」と、異色の構想を披露した。

ヨルダンとエジプトに住宅の提供を求めたいと話し、エジプトのシーシ大統領には26日にこの件を持ち掛けるとの構えを示した。

提供される住宅については「応急的でもいいし、長期的でもいい」と語った。

トランプ氏はまた、バイデン前政権がイスラエルに対する大型爆弾の供与を停止していた措置について、「きょう解除した」と言明。記者団の前で「イスラエルはすでに代金を支払い、長いこと待っていた」と説明した。

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