トランプ氏、山火事被害のカリフォルニア州視察 知事と協力を約束

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ロサンゼルス国際空港の滑走路で言葉を交わすトランプ大統領とニューサム知事/Mark Schiefelbein/AP

ロサンゼルス国際空港の滑走路で言葉を交わすトランプ大統領とニューサム知事/Mark Schiefelbein/AP

(CNN) 米国のトランプ大統領は24日、大規模な山火事に見舞われたカリフォルニア州を視察に訪れ、ニューサム州知事と共に復旧・復興へ向けて取り組むことを約束した。

トランプ氏は同日午後、ロサンゼルスの空港へ大統領専用機で到着。メラニア夫人と共に滑走路に降り立った。ニューサム氏が出迎え、トランプ氏と握手を交わした。

ロサンゼルス近郊に大きな被害をもたらした山火事を巡り、これまでトランプ氏とニューサム氏は連邦政府の支援や州の災害対応に関して激しい応酬を繰り広げていた。

トランプ氏はニューサム氏の出迎えに感謝を表明。山火事の被害に言及して「爆弾を落とされたようなものだ」と付け加えた。

ニューサム氏もトランプ氏に感謝の言葉を伝え、支援が必要になると強調した上で、迅速な復興に向けて共に協力できるだろうと述べた。

今回の山火事を受け、トランプ氏は再三にわたってニューサム氏とカリフォルニア州に対する怒りのコメントを発信。火災発生時、ロサンゼルスに消火用の水が不足していたのはニューサム氏が「ワカサギとか言う元来無価値の魚」を保護することを選んだからだとの誤った主張を展開した。

20日の大統領就任後にも、「魚より人々を優先」と題した大統領令に署名し、同州の複雑な給水システムの経路を変更するよう命じた。今月の山火事では一時、消火栓から水が出ない事態に見舞われたが、専門家は当該の給水システムに原因があったとはみていない。

この他、トランプ氏はカリフォルニア州に対し、選挙時の投票者の身元確認を義務づけることを復興支援の条件とする考えも示している。

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