生きたトガリネズミ、撮影に初めて成功 米カリフォルニア州

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カリフォルニア州ではトガリネズミが人間のカメラで撮影されていない唯一の哺乳類となっていた/ Vishal Subramanyan, Prakrit Jain, and Harper Forbes

カリフォルニア州ではトガリネズミが人間のカメラで撮影されていない唯一の哺乳類となっていた/ Vishal Subramanyan, Prakrit Jain, and Harper Forbes

(CNN) 米カリフォルニア州のシエラネバダ山脈で、生きたマウント・ライエル・トガリネズミの様子が初めて撮影された。カリフォルニア州科学アカデミーによれば、これまでにマウント・ライエル・トガリネズミが生きた状態で撮影されたことは一度もなく、既知の哺乳類としては同州で人間のカメラで撮影されていない唯一のものだった。

状況が大きく変わったのは昨年10月。野生生物の写真家ビシャル・スブラマニヤンさんが学生のプラクリット・ジェインさんとハーパー・フォーブスさんとともにシエラネバダ山脈の東部を訪れ、6匹の生きたマウント・ライエル・トガリネズミを捕獲した。トガリネズミは撮影して観察したあとに解放した。

トガリネズミを捕まえるという最初のアイデアはカリフォルニア大学バークレー校のジェインさんが思いついた。ジェインさんは、生きたマウント・ライエル・トガリネズミの写真を誰も撮影したことがなかったことに驚いたと振り返った。

カリフォルニア大学バークレー校の脊椎(せきつい)動物学博物館と協力し、ジェインさん、スブラマニヤンさん、フォーブスさんはサンフランシスコの東482キロに位置するリーバイニング市の近くを横切る小川と湿地の生息地を調査する計画を立てた。

トガリネズミは代謝率が非常に高いため、数時間にわたって食事をやめると、死ぬことがある。そのため、わなの中では長く生きられない。

チームは、トガリネズミが地面を歩いていると落っこちるように設計された落とし穴のわなを100個以上設置した。トガリネズミの健康状態を監視するため、1回の睡眠時間は2時間にとどめ、3日間連続で、わなを監視した。

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