生きたトガリネズミ、撮影に初めて成功 米カリフォルニア州

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
研究チームは自然の背景だけでなく、白を背景にしたトガリネズミの写真も撮影した/Vishal Subramanyan, Prakrit Jain, and Harper Forbes

研究チームは自然の背景だけでなく、白を背景にしたトガリネズミの写真も撮影した/Vishal Subramanyan, Prakrit Jain, and Harper Forbes

「最初の2時間くらいで、マウント・ライエル・トガリネズミを1匹捕まえた。最終的には6匹捕獲したし、1匹を簡単に捕獲できたということは、捕まるのがとても難しいということを示しているわけではないと思う」(スブラマニヤンさん)

フォーブスさんは「トガリネズミの取り扱いは少し難しかった」と述べ、遺伝子検査のために尻尾の一部を切断したと言い添えた。

「トガリネズミはかむし、毒がある。そのため多くの部分を即興で行う必要があった。ビニール袋に入れて体重を量る必要があったが、ビニール袋をかみちぎってしまった。少し面倒だったが、それだけの価値があった」(フォーブスさん)

マウント・ライエル・トガリネズミを生きたまま捕獲したことで、行動を観察することができるようになり、後で食べるために食料をためこんだり、短時間の睡眠を取ったりする習性がわかったという。

生きた動物、とくに小さくて目立たない動物を写真に撮ることで、一般の人々と動物とのつながりが生まれ、保護活動に役立つ可能性がある。

研究によれば、マウント・ライエル・トガリネズミは気候変動に脅かされており、地球の温暖化によって、気温が低い高地の生息地の最大90%が失われる可能性がある。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「生物多様性」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]