「市場急落でもゴルフ」、トランプ氏の最も記憶に残るイメージに 民主党議員
(CNN) 米民主党のアダム・シフ上院議員(カリフォルニア州選出)は6日、トランプ大統領の貿易政策が世界経済を揺るがす中、同氏がフロリダ州でゴルフに興じる様子を「トランプ大統領の任期中で最も記憶に残るイメージ」と評した。
トランプ氏が2日に発表した関税政策により市場は急落。4日にはダウ工業株平均が昨年12月の史上最高値から10%あまり下落し、調整局面入りして取引を終えた。
トランプ氏は発表以降、フロリダ州南部のゴルフ場で数日間を過ごしている。ホワイトハウスは5日、記者団に対し、トランプ氏がゴルフの試合に勝利し、6日もプレーすると発表した。
シフ氏はNBCの番組で「人々は老後資金が燃えているのを目にしていると思うが、彼はゴルフコースにいる。これが最も記憶に残るトランプ大統領のイメージになるかもしれない。人々の老後資金が炎に包まれている中、大統領がゴルフカートに乗っているのだ」と語った。
シフ氏は、米国が景気後退に陥れば「トランプ不況」と呼ばれることになるとの見方を示し、「トランプ氏に完全に責任がある。これは彼が行っている完全に自滅的な経済措置だ」と断じた。
シフ氏は、ベッセント財務長官とトランプ氏は裕福なので老後の資金について心配していないだろうが、カリフォルニア州の退職したばかりの人たちや退職を目前にしている人たちはおびえていると訴えた。