クリントン氏、民主党の支持率首位 ただし対共和党は苦戦か
ワシントン(CNN) 2016年の米大統領選で民主党からの指名を目指しているヒラリー・クリントン前国務長官が、討論会での高評価から2位以下に大差をつけて支持率トップを維持していることが、CNNと調査機関ORCインターナショナルによる最新の世論調査で明らかになった。ただし、共和党候補との仮想の対決では、苦戦する結果も出ている。
民主党支持者や民主党寄りの無党派層でクリントン氏を支持する人の割合は50%で、2位のサンダース氏は34%だった。クリントン氏の支持率が58%、サンダース氏が30%だった11月の調査より両者の差は小さくなっている。
今回の調査は、19日の民主党候補者討論会の前後に行われた。
討論会以前の調査分だけを見るとクリントン氏の支持率45%に対しサンダースは37%と追撃をみせていたが、討論会後の調査分ではクリントン氏が60%となり27%のサンダース氏を大きく引き離している。
共和党の指名候補がドナルド・トランプ氏だった場合の支持率は、クリントン氏49%に対してトランプ氏47%と小差で、統計上の誤差の範囲内だった。テッド・クルーズ上院議員やマルコ・ルビオ上院議員が相手だった場合には、小差でクリントン氏の敗北となった。
調査は12月17日~21日、無作為に選んだ成人1018人を対象に電話で実施。統計上の誤差はプラスマイナス3%だった。このうち民主党支持または民主党寄りと答えた登録有権者は414人で、この中での誤差はプラスマイナス5%だった。