米海兵隊員12人が行方不明、輸送ヘリ2機が衝突か ハワイ沖
(CNN) 米沿岸警備隊は15日、ハワイのオアフ島沖で14日夜に訓練飛行していた米海兵隊のヘリコプター2機が衝突し墜落した模様だと述べ、搭乗していた海兵隊員12人が行方不明となっていることを明らかにした。
沿岸警備隊のサラ・ムーアズ氏によれば、ヘリコプターはオアフ島北方沖で衝突したとみられる。2機は重貨物用の輸送ヘリCH―53で、それぞれに6人ずつ搭乗していた。
米沿岸警備隊、海軍のほか地元の消防当局が、悪天候のなか約11キロ沖合で生存者の捜索を実施。うねりの高さは約5メートル、波の高さは約12メートルに及んでおり、視界はわずか1.6キロだという。
沿岸警備隊のスコット・カー報道官は声明で、危険だとして機体の残骸近くの海岸沿いの区域には近づかないよう呼びかけた。
捜索者らはこれより先、ハレイワビーチから約4キロの地点で、火の手が上がり、機体の残骸が散乱する区域を発見していた。
CNN系列局のKHONは、海上で大きな音が聞こえ、空が一瞬光ったとの目撃者の話を伝えた。
海兵隊は行方不明になっている航空機について、第1海兵航空団の24海兵航空群、463大型ヘリ飛行隊に所属するヘリだと指摘。ウェブサイトによると、部隊はオアフ島南東部のカネオヘ湾に駐留している。