オバマ大統領、最後の一般教書演説 「明るい未来」を強調
ワシントン(CNN) オバマ米大統領は12日、連邦議会に政策の基本方針を示す一般教書演説を行った。就任から7年を迎えたオバマ氏にとって、これが最後の一般教書演説となった。
オバマ氏は冒頭で「最後となる今回は今年1年だけでなく、5年、10年、さらにその先へ目を向けたい。我々の未来に注目したい」と述べ、「我々は大きな変化の時代に生きている」と指摘した。
さらに「米国は過去にも大きな変化を経験してきた」「そのたびに将来への恐怖をかき立て、変化を阻止しようとする声があがった」と語り、「しかし我々は、他者が危険ばかりととらえる状況をチャンスととらえ、その結果さらに強く、より良く変わることができた」と主張した。
そのうえで、米国が現在直面する変化に「内向きの国になり、互いを敵視して恐怖で対応するのか。それとも我々自身やその理念、協力の成果を信じて立ち向かっていくのか」と問い掛けた。
将来に向けた課題として経済、科学技術、安全保障、政治体制の4分野を挙げ、まず「米国経済が衰退しつつあるというのは架空の話だ」と主張。裏付けとなる政策の成果を強調し、今後の課題を挙げた。