米フロリダ乱射、50人死亡 米史上最悪の銃撃事件
フロリダ州オーランド(CNN) 米フロリダ州オーランド中心街にある同性愛者向けのナイトクラブで12日未明、男が銃を乱射し、50人が死亡、少なくとも53人が負傷した。
2001年の米同時多発テロ以降、米国内で起きた最悪のテロ事件となった。犠牲者の数は2007年に起きたバージニア工科大乱射事件の32人、2012年にコネティカット州の小学校で起きた乱射事件の27人を超え、米史上最悪の銃撃事件となっている。
男は米国生まれのオマル・マティーン容疑者(29)。当局者によると、犯行現場からかけた緊急通報電話で過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に忠誠を誓い、ボストン・マラソン爆破テロ事件に言及していた。
同容疑者は午前2時ごろに突撃銃とけん銃を持ってナイトクラブ「パルス」に侵入し、銃を乱射してそのまま立てこもった。警察が同5時ごろに装甲車で建物に突入し、同容疑者を射殺した。
店内では11日深夜からイベントが開かれ、300人以上の客が集まっていた。死者のうち39人と容疑者本人は現場で、残る11人は搬送先の病院で死亡が確認された。