オバマ大統領、長女の高校卒業式に参加
(CNN) オバマ米大統領は10日、首都ワシントンのノースウェスト地区で行われた長女マリアさんの高校卒業式に参加した。この日が来るのを長年恐れていたと認めるオバマ氏は、感情をこらえきれないとして卒業式でのスピーチの依頼を断ったという。
オバマ氏が大統領に就任したとき、マリアさんは10歳。2人の娘を普通の感覚を持った大人に育てようと腐心してきたオバマ氏一家にとって、マリアさんの高校卒業は大きな節目となる。
卒業式にはオバマ氏のほかファーストレディーのミシェル夫人や、10日で15歳になる次女のサーシャさんも参列したとみられる。家族のプライバシーを守るため、ホワイトハウスは式に参加中のオバマ氏の撮影を禁止した。
オバマ氏は今年初めに出演したテレビ番組の中で、「サングラスをかけて泣きながら座っているだろう」と式での様子を予想。マリアさんについては「最高の友人の1人」とし、「彼女が私の周囲にいる時間が減るのはつらいだろうが、彼女はもう家を出る準備ができている」と述べていた。
マリアさんは1年間の社会経験を積む「ギャップイヤー」の後、2017年に米ハーバード大学に入学する。来年1月の大統領退任後、大統領夫妻はサーシャさんが高校を卒業するまでワシントンに住む予定。マリアさんもワシントンに滞在予定だが、オバマ氏は今週、「娘はここから出たがっていると思う」と語っていた。