トランプ氏の選挙資金、支出先の約5分の1は「自分自身」
ワシントン(CNN) 米大統領選の共和党候補に確定したドナルド・トランプ氏は、これまでに選挙資金の5分の1近くを自身の事業に流していたことが22日までに分かった。連邦当局の資料で明らかになった。
トランプ陣営が当局に出した申告によると、1年前に出馬を表明してから現在までに支出した選挙費用のうち、トランプ氏の関連企業に支払っていた金額は総額約1100万ドル(約12億円)、全体の17%に上る。
内訳は、党候補指名争いで何度も祝賀会場に使ったフロリダ州の会員制リゾート「マール・ア・ラーゴ」に42万ドル、専用機を利用しているTAG航空に460万ドル、次男エリック・トランプ氏が所有するワイン醸造会社に5000ドルなど。
さらに、選挙事務所としても使っているニューヨーク・マンハッタンの超高層ビル、トランプ・タワーに家賃、人件費として57万7000ドル、ボトル入り飲料水メーカーのトランプ・アイスに400ドル。トランプ氏のオンラインショップにグッズを供給しているエース・スペシャルティーズにも470万ドルを支払っていた。同社のオーナーはエリック氏の財団で理事を務めている。