トランプ氏の選挙資金、支出先の約5分の1は「自分自身」
トランプ氏はこれまでの選挙戦でも、選挙集会で自分の会社の製品を売り込んだり、かつて開いていた不動産セミナーをめぐる詐欺訴訟についてトーク番組で公然と語ったり、今週は英スコットランドに所有するゴルフ場へ報道陣を招待したりと、公私混同とも取れる言動が目立っていた。
民主党の大統領候補となるヒラリー・クリントン前国務長官はツイッターで、「トランプ氏がなけなしの選挙資金をつぎ込んでいる先は、もちろん自分自身だ」と批判した。
トランプ氏はもともと自己資金で選挙活動をまかなっていたが、最近になって本格的な資金集めに着手した。今月初めの時点で資金残高はわずか130万ドル。しかし先月も帽子代20万8000ドル、看板代5000ドル、Tシャツやマグカップ、ステッカー代69万4000ドルといった金額を気前よく支払っていた。