85億円の米戦闘機失う、空母から海中に落下 フーシ攻撃で急旋回

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離陸の準備をするF/A18戦闘機「スーパーホーネット」=1日/US Navy

離陸の準備をするF/A18戦闘機「スーパーホーネット」=1日/US Navy

(CNN) 米海軍は28日、航海に展開している空母ハリー・トルーマンの艦上から、F/A18戦闘機「スーパーホーネット」が海中に落下して「失われた」と発表した。

米当局者によると、トルーマンがイエメンの反政府組織フーシの攻撃を回避して急旋回したために、F/A18が海上に落下した。米軍はフーシ掃討作戦のため紅海に展開しており、フーシは28日、ドローンとミサイルでトルーマンを攻撃したと発表した。

トルーマンの乗員は全員無事が確認された。1人は軽傷を負っている。

発表によると、F/A18Eは格納庫内を牽引(けんいん)中で、制御できなくなって同機と牽引車が落下した。

牽引作業を行っていた乗員は、とっさの行動で落下する前に機体から離れた。落下の経緯については現在、調査が行われている。

当局者によると、戦闘機は海中に沈没した。海軍によれば、F/A18戦闘機のコストは1機当たり6000万ドル(約85億円)以上。

中東に配備され、この日紅海に展開していたトルーマン空母打撃群と航空部隊について、海軍は「完全な作戦遂行能力を維持している」と強調した。

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