トランプ夫人の演説に盗用疑惑 8年前のオバマ夫人と同じ表現
(CNN) 18日にオハイオ州クリーブランドで始まった米共和党の全国大会で、大統領選の党指名候補に確定している実業家ドナルド・トランプ氏の妻、メラニア夫人が演説に立った。この時の言葉の中に、ミシェル・オバマ大統領夫人が8年前の民主党大会で演説した時と全く同じ表現が出てきたため、にわかに盗用疑惑が持ち上がっている。
メラニア夫人が有権者らの前で本格的な演説をしたのは初めて。移民としての生い立ちや米国への思い、トランプ氏への愛情を語った。
しかしその一部は、2008年8月にコロラド州デンバーで開かれた民主党大会でミシェル夫人が行った演説と酷似していることが分かった。
メラニア夫人はこの日の演説で、幼い頃から両親に植え付けられた価値観は「自分が望む人生のために努力すること、自分が口にする言葉は約束だということ、言ったことは実行し約束を守ること、人には敬意を持って対応すること」だと述べ、「この教訓を息子にも伝えていく。さらに何世代も先まで伝えなければならない」と訴えた。
また「あなたの達成への制約はただひとつ、自分の夢がどれだけ強いか、そのためにどれだけ努力する気があるかだ」ということを、米国の子どもたちに知ってほしいと述べた。