トランプ氏、副大統領候補にマイク・ペンス氏 正式発表
(CNN) 米大統領選に向け共和党の候補指名を確実にしている実業家のドナルド・トランプ氏は15日、短文投稿サイトのツイッターで、インディアナ州のマイク・ペンス知事を副大統領候補に選出したと発表した。
トランプ氏はこの中で、「マイク・ペンス知事を副大統領候補に選んだことを発表できてうれしい」と述べた。16日の現地時間午前11時に記者会見を開く予定だとしている。
一方、ペンス氏はトランプ氏からの発表があった後、ツイッターで「ドナルド・トランプ氏と力を合わせ、アメリカを再び偉大にするために働くことができ光栄だ」と述べた。
CNNは14日、トランプ氏がペンス氏に副大統領候補への起用を打診し、ペンス氏もこれを受諾したと伝えていた。
両者のスタイルは対照的だ。威勢がいいトランプ氏は自分の思うままに論争に身を投じる傾向にある。一方、ペンス氏は下院の指導部に加わったこともある慎重派で、キャリアの始めから一貫して保守派で主流となっている見方に近い立場を示してきた。
ペンス氏を選出したことでトランプ氏は、社会保守派をはじめとする共和党の支持基盤に強いつながりを持つ人物を副大統領候補に迎えることになる。ペンス氏は保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」を連邦議会で初めて支持した共和党員の1人。インディアナ州知事としては、「宗教の自由」を掲げる法案への署名をめぐり、反LGBT(性的少数者)的な措置だとみる大企業などから反発を招いた。