米政権、1000人超の留学生・卒業生のビザや在留資格取り消し 全米130以上の大学で

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ニューヨーク市立大学では学生・職員が留学生のビザ取り消しに抗議する集会を実施した/Michael Nigro/Sipa USA/AP

ニューヨーク市立大学では学生・職員が留学生のビザ取り消しに抗議する集会を実施した/Michael Nigro/Sipa USA/AP

(CNN) 大学の声明や広報担当者によると、今年に入り、米国の130以上の大学で1000人超の留学生と卒業生のビザ(査証)または在留資格が取り消されている。トランプ政権は大規模な移民取り締まりの一環として、国内のほぼ全域で数百件の学生ビザを撤回したが、その理由を把握している大学はほとんどない。

40州の大学がCNNに対し、学生のビザと在留資格の取り消しを確認した。ミドルテネシー州立大学では、アジア、欧州、中東諸国出身の学生6人のビザが取り消されたという。

複数の大学の声明によると、政府は措置の理由を明らかにしていない。ほとんどの場合、大学は学生・交流訪問者情報システムを確認することでビザの取り消しに気付くという。理由を把握していると回答した大学はごくわずかだった。

ビザが停止された学生は全員ただちに国外退去しなければならないのか、学業を継続するために滞在できるのかは不明。

トランプ政権が移民に対する大規模な取り締まりを進める中、留学生が標的となっている。米国の名門大学に通う留学生も例外ではない。テロ組織を支持したとして注目を集めた事案から、何年も前の比較的軽微な犯罪まで、措置の理由は多岐にわたる。

連邦当局は、多くの学生のビザが取り消されている理由を明らかにしていないが、ルビオ国務長官は、抗議活動への参加といった一部の行為は容認されないと繰り返し述べている。

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