U2偵察機が墜落、操縦士1人死亡 米加州
(CNN) 米カリフォルニア州北部で20日、米空軍の偵察機U2が離陸直後に墜落し、操縦士1人が死亡、もう1人が負傷した。米空軍が発表した。事故をめぐる調査が進められている。
同機は現地時間午前9時5分ごろ、カリフォルニア州サクラメント北郊のサッター・ビューツ山脈付近に墜落した。テレビの映像には山から炎が上がる様子が捉えられている。
操縦士らは機体から緊急脱出した。CNN系列局のKCRAが目撃者の証言として伝えたところによると、パラシュート2基が人を運んでおり、もう1基のパラシュートは備品を乗せていたという。
同機はカリフォルニア州マリスビル東郊にあるビール空軍基地の第1偵察航空隊に配属されていた機体で、事故時は訓練飛行中だった。
米空軍によると、U2は高高度を飛行する全天候型の監視・偵察機で、昼夜を問わずに飛行できる。
U2は1996年にも墜落事故を起こしていたほか、冷戦時代の60年には偵察任務を遂行中に旧ソ連の上空で撃墜されたこともある。
U-2 plane crashes in Sutter Buttes; 2 pilots eject https://t.co/Nkf2mRnWZW pic.twitter.com/tAJfRYa16l
— kcranews (@kcranews) 2016年9月20日