クリントン氏の敗因は?、全ての層でオバマ氏得票を下回る
黒人と中南米系の有権者をみると、トランプ氏の得票率は12年の共和党候補だったミット・ロムニー氏をわずかに上回っていた。トランプ氏が黒人や中南米系移民に対して差別発言を繰り返してきたにもかかわらずだ。
9日未明の時点で、黒人層からの支持率はクリントン氏が88%、トランプ氏が8%。前回はオバマ大統領が93%、ロムニー氏が7%と、さらに大きな差がついていた。投票者全体に占める黒人の割合は12%で、前回の13%を下回った。
オバマ大統領は最近、黒人の有権者にクリントン氏への支持を繰り返し呼び掛けてきたが、十分な人数を投票所へ向かわせることはできなかったようだ。