クリントン氏の敗因は?、全ての層でオバマ氏得票を下回る
中南米系の有権者からの支持率はクリントン氏が65%、トランプ氏が29%。前回はオバマ大統領が71%、ロムニー氏が27%だった。中南米系の投票者が全体に占める割合は前回よりかなり拡大すると見込まれていたが、実際は1ポイント増の12%にとどまった。
オバマ大統領が若者からも強く支持されたのに対し、今回はクリントン氏と候補指名を争ったバーニー・サンダース氏に人気が集まった。18~29歳の層からの支持率はクリントン氏55%、トランプ氏37%となったが、4年前はオバマ大統領が60%、ロムニー氏が37%と、リードの幅が広かった。
オバマ大統領の支持連合以外でも、クリントン氏の人気は4年前の大統領に及ばなかった。白人からの支持率は37%と、オバマ大統領の39%を下回った。
投票者の4%を占めたアジア系有権者では、クリントン氏の支持率が65%。オバマ大統領の73%を大きく下回った。