米の次期イスラエル大使にフリードマン氏、親イスラエル派
一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長を「正統な指導者ではない」と切り捨て、オバマ米大統領や民主党の大統領候補だったヒラリー・クリントン氏の中東和平をめぐる立場は「中立でない」と批判した。
またイランとの核合意については、破棄することが「トランプ政権の外交政策の主要な目標になる」と話していた。
さらに、パレスチナが新国家を樹立した場合、パレスチナ人の大半はその国家よりもイスラエルに住みたいと願うはずだと主張した。「中東のアラブ人が経済的なチャンスや最高の教育機会、医療を望むならば、あるいはたまたま同性愛者だったり女性だったり、市民の権利を主張したかったりするならば、イスラエルに住むべきだ。そういう権利や機会が与えられる唯一の場所だ」と語った。
今年8月に書いた論評でも、米国が中東和平の軸として支持してきたイスラエルとパレスチナの「二国家共存」という原則は「幻想」にすぎないとの見方を示し、大幅な政策転換を主張していた。