米の次期イスラエル大使にフリードマン氏、親イスラエル派
(CNN) 米国のトランプ次期大統領は駐イスラエル大使に、親イスラエルで強硬派として知られる弁護士のデービッド・フリードマン氏を指名すると発表し、米国の中東政策の行方が注目されている。
フリードマン氏の指名を発表した政権移行チームの声明の中で、同氏はイスラエルの米大使館を現在のテルアビブから、同国とパレスチナが帰属を争うエルサレムへ移す意向を示し、その時を「楽しみにしている」と述べた。実現すればアラブ諸国との関係悪化を招く恐れがある。
フリードマン氏は1990年代にトランプ氏の弁護士を務めたことをきっかけに同氏と意気投合した。大統領選前からトランプ陣営の顧問として対イスラエル政策などを助言し、強硬発言を繰り返してきた。
今年6月にはイスラエルのテレビ局とのインタビューで、トランプ氏の中東政策はイスラエル政府の望む方向に従うと言明。「イスラエルは友人だ。トランプ政権は友人に忠義を尽くし、友人を信頼する」と強調した。