米東海岸、暴風雪で非常事態宣言 4人死亡、8800便欠航
(CNN) 米ニューヨークなど東海岸一帯が14日、暴風雪に見舞われ、公共交通機関が混乱したり停電が発生するなど日常生活に大きな影響が出ている。
大雪の影響で、ウィスコンシンなどの州で少なくとも4人が死亡。空の便は13~15日にかけて約8800便が欠航となり、学校は軒並み休校となった。
国立測候所は14日、ペンシルベニア州やニューヨーク州の約500万人を対象とする暴風雪警報を発令。ニューヨーク市のデブラシオ市長は同日、非常事態を宣言した。
オハイオからウエストバージニア、メーンの各州にかけての広い範囲には、大雪注意報や警報が出された。沿岸部は暴風の影響で視界が奪われ、各自治体は住民に対して不要不急の外出を避けるよう呼びかけている。
積雪は多い所でニューヨーク州北部で14日午後までに50センチに達した。ニュージャージー州沿岸部では海水が強風にあおられて市街地に押し寄せ、アトランティックシティーの道路が冠水した映像も投稿されている。
マサチューセッツ州西部の積雪は約60センチに達し、ボストンでも14日午後までに15~20センチの雪が積もった。市内の学校は15日も休校となる一方、市役所は業務を再開する。
非常事態管理当局によると、マサチューセッツ州では14日午後6時45分現在、約6万8000世帯が停電している。
一方、ニューヨークとフィラデルフィアに出されていた暴風雪警報は解除され、ニュージャージー州やフィラデルフィアは14日夕までに非常事態宣言を解除した。