トランプ氏がテキサス訪問、「史上最高」の対応を約束
(CNN) 米テキサス州を襲っている大規模な洪水を受け、トランプ大統領は29日、同州沿岸部のコーパスクリスティと州都オースティンを訪問した。
トランプ氏はメラニア夫人やカーソン住宅都市開発長官、デューク国土安全保障長官代行、マクマホン中小企業庁長官らとともに現地入りした。
コーパスクリスティ市内の消防署で救援活動についての説明を受けた後、市民らを前に、将来の手本になるような災害対策を目指すと表明。「過去に例のない最高のやり方をしたい。5年後、10年後に見習うべき対応だったと言われたい」と強調した。
同氏は集まった群衆の多さに驚いた様子で、「なんという人出だ」と選挙集会さながらの感想を漏らした。
オースティンでは災害対策本部を訪れ、今後の復興には前例がないほどの期間と費用が必要になるとの見通しを示した。
テキサス州のアボット知事がトランプ氏や政権スタッフの対応を称賛したのに対し、同氏は「全てが終わった後に互いを祝福しよう」と述べた。
連邦緊急事態管理庁(FEMA)のロング長官は、被災者のために避難所が整備され、十分な物資が用意されていると説明。2005年にルイジアナ州ニューオーリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」で避難所となり、無法状態に陥ったスーパードームとは違うと強調した。