トランプ大統領、2度目の被災地訪問 「励ます姿」前面に
ヒューストン(CNN) トランプ米大統領は2日、南部テキサス州のハリケーン被災地を訪れた。2度目の訪問となった今回は、被災者らに共感を示して励ます姿勢を前面に打ち出した。
トランプ氏はケリー首席補佐官ら閣僚やメラニア夫人とともに大統領専用機でヒューストンに到着し、アボット知事とヒューストンのターナー市長、連邦緊急事態管理庁(FEMA)のロング長官らが出迎えた。同行した記者団によると、洪水や被害の様子は上空からも見えた。
トランプ氏は現地で連邦政府や地元当局者から救援活動について説明を受けた。捜索や救助の妨げにならないよう、甚大な被害を受けた地域は避ける日程が組まれた。
車列はがれきの散乱する地域を走り抜け、まず数千人が避難したスタジアムに向かった。トランプ夫妻は手袋を着けて弁当を配り、被災者らと抱擁や握手を交わしたり、写真撮影に応じたりした。
続いて訪れた教会ではボランティアらにあいさつし、当局者や救急隊員の対応を称賛した。
帰途に就く前には救助活動に当たる沿岸警備隊員らの勇気をたたえ、「我々は1000パーセント皆さんの味方だ」と強調した。
トランプ氏は同日さらにルイジアナ州レイクチャールズも訪問し、地元議会や軍部隊、ボランティア団体のメンバーらに会った。