トランプ大統領がラスベガス訪問、銃規制には言及せず
ラスベガス(CNN) 米国のトランプ大統領は4日、米史上最悪の銃乱射事件が起きたネバダ州ラスベガスを訪問した。しかし訪問の間、銃規制強化に関する話題には言及しなかった。
1日にラスベガス中心部で起きた銃乱射事件では、58人が死亡し、500人以上が負傷した。事件を受けて米連邦議会では銃規制強化を巡る論議も浮上しているが、トランプ大統領は、今回の訪問では銃規制問題には触れないと断言、ネバダ州の病院で記者団に対し、「今日はそれについては話さない」と語った。
ネバダ州知事、ラスベガス市長、ラスベガス警察幹部らと面会したトランプ大統領は、警察や救急の対応について、「あの仕事ぶりを見れば、米国人であることを非常に誇りに思う」と称賛した。
病院では医師や負傷者と面会したが、ほとんどの場面で報道陣を締め出した。
事件の容疑者についてトランプ大統領は、「さらに多くのことが分かってきた。適切な時期に発表されるだろう」と述べる一方、過激思想の影響を受けていたのかどうかについての質問には答えなかった。容疑者を「病んで頭がおかしくなった男」と形容し、「回線がよじれていた」とも語った。