トランプ氏、税制改革法案に署名 休暇のため別荘へ
(CNN) トランプ米大統領は22日朝、共和党の税制改革法案に署名した。議会上下両院は今週、同法案を可決し、トランプ氏に大統領就任1年目で初となる立法上の大きな勝利をもたらしていた。トランプ氏は署名後、クリスマス休暇を過ごすためフロリダ州の別荘に向かった。
トランプ氏はまた、政府機関の閉鎖を回避する来年1月19日までのつなぎ予算案にも署名。つなぎ予算にはミサイル防衛に充てる40億ドル(約4530億円)などが計上されている。
トランプ氏は今回の税制改革案を、あらゆる人のためになる法案だと称賛。法案の内容はいずれも「企業や国民、中産階級、労働者のための本当に素晴らしい措置だ」とし、特に中産階級と雇用のための法案だと考えていることを強調した。
議会が今週可決する前の段階での同法案への支持率は低かったものの、トランプ氏は、人々が来年給料を受け取ってそのメリットを目の当たりにすれば、支持する側に回るだろうとしている。
トランプ氏は税制改革法案が議会で可決されて以降、大統領就任1年目での自らの功績をアピールしている。
22日には法案署名を前にツイッターで、規制撤廃や判事らの指名、軍備増強、減税と税制改革といった政権の措置に言及。「主流メディアで功績が大きく認められるものと確信している」と書き込んだ。
トランプ氏は署名後、休暇のためフロリダ州パームビーチにある別荘に向かった。同氏が大統領としてパームビーチを訪れるのは10回目。22日にフロリダに到着した時点で、就任後最初の1年のうち106日を自らの所有物件で過ごすことになる。