陸橋から砂袋投げ車上の1人重体、少年4人逮捕 米
(CNN) 米オハイオ州トレドの警察は20日、州間道75号線の陸橋上から砂袋などの物体を路上に投げ、走行中の車両の乗客1人に重傷を負わせたとして13〜14歳の少年4人を逮捕したと発表した。
犯行は19日夜、75号線の南部方面行き路線で発生。22歳の男性被害者は砂袋1個の直撃を受け、トレドの病院に搬送されたが重体となっている。CNN系列局WTVGによると、助手席に乗っていて頭部を負傷した。
捕まった容疑者は14歳少年が3人に13歳少年が1人。地元警察当局者によると、重罪の暴行容疑に問われている。
ルーカス郡の検察当局者によると、4人は1台以上の車両に物体を投げ付けたことが判明。地元紙「トレド・ブレイド」(電子版)は、捜査で車両多数の損傷が突き止められた場合、破損の罪にも問われる見通しと伝えた。検察は被害者の重体が確認などされれば、4人を殺人関連容疑で訴追する可能性にも触れた。
4人は同郡の未成年者拘禁施設に収容されている。20日の拘禁に関する審理で、容疑罪名を否定した。
10代少年が道路の陸橋上から物体を投げ付ける事件は今年10月、米ミシガン州フリント近くでも発生。この事件では重さ6ポンド(約2.7キロ)の石が当たった32歳男性が死亡していた。逮捕された少年5人は第2級殺人や他の重罪に問われ、終身刑判決が下される可能性もある。5人は無罪を主張している。