ヒラリー氏の好感度も最低記録を更新 ギャラップ世論調査
(CNN) 米世論調査会社ギャラップは19日、昨年の大統領選で民主党候補だったヒラリー・クリントン氏に好感を持つ人の割合は36%と、過去最低のレベルまで下がっているとの調査結果を発表した。
ギャラップによると、ヒラリー氏の好感度は今年6月の41%から5ポイント下落した。
最新の調査では同氏に好感を持っていないと答えた人が61%に達し、こちらも記録を更新した。
これまでの調査でヒラリー氏の好感度が最も高かったのは、夫であるクリントン元大統領の在任期間終盤と、同氏自身が国務長官を務めていた期間。最も低かったのは、元大統領の就任前でまだ知名度が低かった1992年と、昨年の大統領選本選が始まった時点に記録した38%だった。
今回の調査では、元大統領に好感を持つ人の割合も45%に低下し、好感を持っていない人が52%に達した。好感度は退任直後、2001年3月の調査で39%を記録して以来の低水準となった。
米国では最近、政財界や芸能界でセクハラ被害の告発が相次ぐなか、クリントン元大統領が在任中、研修生との不適切な関係をめぐって弾劾(だんがい)裁判にかけられた経緯に改めて注目が集まっている。
ギャラップの調査では、現時点でトランプ大統領に好感を持つ人が41%とヒラリー氏を上回り、好感を持たない人は56%だった。
同調査は今月4~11日、成人1049人を対象に実施された。