トランプ・ジュニア氏の自宅に不審物入り郵便、妻が開封
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨークにあるトランプ大統領の息子ドナルド・トランプ・ジュニア氏の自宅に12日、正体不明の物質が入った手紙が届き、ジュニア氏の妻バネッサ氏が開封した。ニューヨーク市警が明らかにした。
当局によると、問題の手紙はジュニア氏宛てで、ニューヨーク・マンハッタンにある自宅に届けられ、現地時間の12日午前10時ごろに開封された。ベネッサ氏がこの物質に対して即座に反応を引き起こすことはなかったといい、ニューヨーク市警は、同封されていたのは有害物質ではなかったと見ている。
ジュニア氏はツイッターへの投稿で、妻と子どもたちは無事だとしながらも、「信じられないほど恐ろしい状況だった」と報告。「これほど不穏な行為で反対意見を表現する人物がいることに強い嫌悪感を覚える」と訴えた。
ホワイトハウスのサンダース報道官によると、トランプ大統領は12日午後、バネッサ氏と電話で話をした。ジュニア氏の妹に当たるイバンカ・トランプ大統領補佐官も、「こんな脅しに値する人は誰もいない。言い訳はありえない」とツイートした。
ニューヨーク消防局は、3人が軽度の症状で近くの病院に運ばれたことを明らかにした。ただ、症状の内容や被害者の身元について詳しいことは明らかにしていない。
要人警護を担う米大統領警護隊(シークレットサービス)も捜査に加わっていることを確認したが、それ以上のコメントは避けた。