米政権スタッフ、家庭内暴力疑惑でまた辞任 1週間で2人目
ワシントン(CNN) トランプ米政権のスピーチライター・チームの一員だったデービッド・ソレンソン氏が家庭内暴力の前歴を指摘され辞任したことがわかった。ホワイトハウスでは先日、家庭内暴力の疑惑で秘書官が辞任したばかり。
米紙ワシントン・ポストが9日夕刻にソレンソン氏の辞任を伝えた。元妻が結婚生活で暴力を受けたことを主張しているという。それによると、元妻は同氏に車で足をひかれたり、たばこを手に押し付けられたり、ボートの上で髪をわしづかみにされたりしたと訴えている。
ソレンソン氏本人は同日夜、CNNなどにあてた長文の文書で「女性に暴力を振るったことは人生で一度もない」と断言。結婚生活で繰り返し身体的暴力を受けたのは自分のほうだと主張し、元妻を名誉棄損で訴えることも検討していると述べた。
しかし元妻は同紙に対し、平手打ち以上の暴力は振るっていないと反論。「私が話したことは全て真実。だからかれはきょう辞任したのだ」と語った。
ソレンソン氏は辞任の理由について、ホワイトハウスに迷惑をかけたくなかったからだと説明している。
これに先立つ7日、ホワイトハウスで秘書官を務めていたロブ・ポーター氏が辞任した。同氏の元妻2人が身体的、精神的な虐待を受けていたと主張し、1人の顔にあざができた写真も流出したが、本人は疑惑を強く否定している。