米民主党、トランプ陣営とロシア、ウィキリークスを提訴 選挙介入で共謀と主張
DNC関係者は今回の訴訟について、トランプ陣営とロシア側の共謀に関し新たな証拠を提示するものではないと認めつつも、トランプ陣営に関する様々な公開情報を一つの話としてつなげるものだと語る。民主党にとって提訴可能な時間が残されていないとの認識も示した。
訴状では、ゆすりや共謀、盗聴、営業秘密違反など10を超える犯罪があったと主張。金銭賠償を求めるとともに、ハッキングで得た資料の使用差し止めと、共謀に関する被告からの謝罪の声明文も要求している。
被告にはロシアのほか、2016年6月のトランプタワーの会合に参加していた長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏や娘婿のクシュナー上級顧問、マナフォート選対本部長(当時)らが含まれている。会合は民主党候補のヒラリー・クリントン氏に不利な情報を入手する狙いだった。
トランプ大統領自身と、マイケル・フリン元大統領補佐官(国家安全保障担当)は被告に含まれていない。