闘病のマケイン議員、トランプ氏の葬儀参列「拒否」で波紋
(CNN) 悪性の脳腫瘍(しゅよう)で闘病中のジョン・マケイン上院議員が、かねてから軋轢(あつれき)が知られるトランプ米大統領について、自身の葬儀には参列してほしくないとの意向を示していると報じられ、波紋を呼んでいる。
上院共和党の最長老でトランプ氏を強く支持するオリン・ハッチ議員は7日、CNNとのインタビューで、マケイン氏の意向を「ばかげている」と批判した。
ハッチ氏は「葬儀の参列者については本人の希望を聞き入れるべき」と述べる一方、マケイン氏が思い直してトランプ氏に弔辞を依頼するよう、自ら説得したいかとの質問には「そうしたい」と答えた。
米紙ニューヨーク・タイムズは先週末、マケイン氏の葬儀にはトランプ氏でなく、ペンス副大統領が招かれるとの見通しを伝えていた。
マケイン氏に近い関係者がCNNに確認したところによると、トランプ氏が葬儀に招かれる予定はなく、ブッシュ元大統領とオバマ前大統領が弔辞を依頼されているという。ブッシュ、オバマ両氏周辺の情報筋も、依頼があったことを認めている。