ロシア捜査、66%が「中間選挙までに完結」望む CNN世論調査
ワシントン(CNN) ロシアによる2016年米大統領選への介入問題を調べているマラー特別検察官に対し、米国人の3人に2人は今秋の中間選挙までに捜査を完結させるべきだと考えていることが、CNNの世論調査で明らかになった。
調査はCNNの委託を受けた世論調査会社SSRSが今月9~12日、全米で無作為に選んだ成人1002人を対象に実施した。
マラー氏が中間選挙前の捜査完結を目指すべきだと答えた人は66%で、特に共和党支持者では72%を占めた。中間選挙を目標にするべきではないと答えた人は全体の26%にとどまった。
中間選挙での自身の投票に捜査が「非常に重要」な意味を持つとの回答は、5月から7ポイント増えて30%に達した。
特別検察官としてのマラー氏の仕事ぶりを支持する人は47%と、6月の41%から6ポイント増えた。特に民主党支持者では72%に上り、6月から10ポイント上昇した。
トランプ氏はマラー氏の捜査を一貫して「魔女狩り」と批判し、ロシアと共謀した事実はないと主張してきた。一方で同氏本人に対する事情聴取の条件をめぐり、マラー氏のチームとトランプ氏の弁護士らが交渉を続けている。
今回の調査で、トランプ氏がマラー氏に証言を求められたら応じるべきだと答えた人は70%を占めた。
トランプ氏の全体的な支持率は42%と、春からほとんど変わっていない。就任2年目の8月を迎えた支持率としてはカーター、クリントン各元大統領の39%、レーガン元大統領の41%を上回っている。
CNNの調査でトランプ氏の支持率が同じ時期の歴代大統領を上回ったのは、今回が初めてだ。