トランプ氏の事情聴取、司法妨害の質問は抑制 特別検察官が提案

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マラー特別検察官(左)によるトランプ大統領への聴取。司法妨害絡みの質問は抑制か
/Getty Images

マラー特別検察官(左)によるトランプ大統領への聴取。司法妨害絡みの質問は抑制か /Getty Images

ワシントン(CNN) ロシアによる米大統領選介入疑惑などを捜査するマラー特別検察官が、トランプ大統領に対する事情聴取で司法妨害関連の質問を減らすことを提案したことが2日までに分かった。事情聴取をめぐる交渉状況に詳しい情報筋が明かした。

ただ、マラー氏が司法妨害について書面だけでなく対面でも聴取したい意向であることに変わりはないという。

トランプ氏の弁護チームは先に、マラー氏側に対し、司法妨害をめぐる質問には書面で答えること、聴取の内容については共謀を中心とする大統領就任前の問題に限定することを提案していた。

トランプ氏の弁護士を務めるジュリアーニ元ニューヨーク市長は1日、記者団に、自分たちの提案に対する回答をマラー氏側から受け取ったと説明。現在これに対応しているところだと述べ、前日にマラー氏からの回答があったことを示唆した。

そのうえで、トランプ氏自身はかねて証言への意欲を示してきたとし、聴取に懸念を抱いているのは弁護チームの方だと付け加えた。

情報筋によれば、マラー氏の回答は、対面式の聴取の大枠のなかで書面の質問も多少増やしてはどうかという内容だったという。

ただ情報筋は、マラー氏からの回答はあったものの、進捗(しんちょく)は緩やかなものだと指摘。双方の交渉は続いているが、手探りの進展にとどまっていると述べた。

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