女性・性的少数者・イスラム教徒 選挙で続々「初」当選
ワシントン(CNN) 6日に投開票が行われた米中間選挙では、先住民やソマリアからの難民が議員になったほか、ゲイであることを公表して出馬した男性候補が知事に選出されるなどさまざまな「初めて」の当選者が誕生している。
下院議員に当選した女性の人数も過去最高となったとみられている。7日午前の時点で、CNNの予測によれば、96人の女性が下院選で当選を果たした。内訳は新人が31人で現職が65人。議会調査局によれば、これまでの最高記録は85人だった。
カンザス州のシャリス・デービッズ氏と、ニューメキシコ州のデブ・ハーランド氏は先住民で初の女性下院議員となる。いずれも民主党から立候補した。デービッズ氏は、LGBT(性的少数者)であることを公にしてカンザス州から選出された初めての議員ともなる。
初めてのイスラム教徒の女性下院議員も誕生する。CNNの予測では、ミシガン州のラシダ・トレイブ氏とミネソタ州のイルハン・オマール氏はいずれも民主党から出馬して当選を果たした。オマール氏はソマリア難民でもある。
ジャレッド・ポリス氏はゲイであることを公表してコロラド州の知事選に民主党から出馬しており、CNNの予測では当選を確実にした。
LGBTの知事としては民主党のオレゴン州のケイト・ブラウン知事がバイセクシャルであることを公表して当選していた。元ニュージャージー州知事のジム・マクグリーベイ氏は2000年代初めの引退前にゲイであることを明らかにしていた。
テネシー州では共和党のマーシャ・ブラックバーン氏が同州で初となる女性の上院議員に選出された。