米下院委員会が非公開証言を公表、NSC幹部と副大統領顧問

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非公開で行われた国家安全保障会議(NSC)幹部らによる証言の内容が公表された/Win McNamee/Getty Images

非公開で行われた国家安全保障会議(NSC)幹部らによる証言の内容が公表された/Win McNamee/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領に対する弾劾(だんがい)調査を主導する下院情報特別委員会は16日、これまでに非公開で行われた国家安全保障会議(NSC)幹部らによる証言の内容を公表した。

同日公表されたのは、NSCの欧州ロシア担当顧問を務めていたティム・モリソン氏や、副大統領顧問のジェニファー・ウィリアムズ氏による証言の内容。両氏とも19日に改めて公開証言に臨むことになっている。

弾劾調査の焦点は、トランプ氏がウクライナに対し、バイデン前米副大統領らの関与が疑われた汚職疑惑について捜査するよう圧力をかけ、軍事支援の条件にしたとされる問題だ。

モリソン氏は非公開証言で、ソンドランド駐欧州連合(EU)大使がトランプ氏とウクライナへの圧力について直接話し合っていたこと、自らウクライナ側に捜査開始を促していたことを本人から聞いたと述べた。

モリソン氏はまた、ウクライナはEU未加盟国であるにもかかわらず、駐EU大使のソンドランド氏が通常の外交ルートの外で対ウクライナ政策に関与していることに懸念を抱いたと証言した。

ソンドランド氏は先月、非公開証言で交換条件の認識はなかったと主張し、ほかの関係者らによる証言との矛盾を指摘されていた。同氏の公開証言は20日に予定されている。

モリソン氏とウィリアムズ氏はともに、トランプ氏が今年7月、ウクライナのゼレンスキー大統領に圧力をかけたとされる電話会談を直接聞いていた。

モリソン氏は電話会談の内容が流出することを心配したと述べる一方、会談記録が最高機密扱いにされたのは秘書官の手違いだったと説明した。

ウィリアムズ氏は、トランプ氏がこの電話で特定の捜査に言及したことを奇異に感じたなどと証言していた。

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