冷凍庫から男性の遺体発見、「妻に責任はない」との公正証書も 米
(CNN) 米ユタ州トゥーイルで11月に女性が死亡した際、自宅の冷凍庫から以前に死亡したとみられる夫の遺体が見つかる出来事があった。夫の遺体と一緒に、「自分の死の責任は妻にはない」と記した公正証書も見つかっており、警察が調べを進めている。
一連の経緯は、今週公開された捜索令状の内容から明らかになった。
捜査員は現在、夫のポール・マザースさんが10年前に死亡したとみて、ポールさんの死後も退役軍人省や社会保障局から毎月の支払いが行われていた可能性を調べている。
トゥーイル警察の報道官によると、退役軍人省からの支払いは少なくとも計17万7000ドル(約1930万円)に上った可能性があるという。
ポールさんは2009年2月4日~3月8日に死亡したとみられている。生前は末期疾患と診断され、地元の退役軍人病院で治療を受けていた。最後に姿を目撃されたのは09年2月4日だった。
ただ、ポールさんは死亡前に、自分の死の責任は妻にはないと記した書簡を作成しており、08年12月に公正証書にしていた。捜査員が公証人の女性に問い合わせたところ、この女性は書簡の内容を読まずに押印したと証言したという。
警察はポールさんの疾患の種類を公表していない。妻のジェーン・スーロン・マザースさんの死亡時の年齢は75歳で、自然死とみられるという。