米民主党の全国党大会、8月に延期 新型コロナで予備選進まず
ワシントン(CNN) 今年11月の米大統領選に向けて開催が予定されていた米民主党の全国党大会が当初予定していた7月半ばから8月へと延期されたことがわかった。米国では新型コロナウイルスの感染が拡大しており、予備選の日程などにも影響が出ている。
民主党の情報筋によれば、党大会の日程変更については、指名争いを続けているジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース上院議員の両陣営とも協議を行ったという。現在、民主党からの指名争いはバイデン氏がリードしている。
全国党大会は当初、東京での夏季五輪の前に実施する予定が組まれていた。しかし、東京五輪は来年に延期となり、7月から8月にかけての約3週間にわたって日程があいた。
米政界は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、さまざまな変更を余儀なくされている。複数の州で予備選が延期となったほか、候補者が直接人々と対面する選挙戦は事実上停止されている。
今回の日程変更によって、民主党の全国党大会の翌週に共和党の党大会が行われる見通しとなった。