米国のコロナ死者、1万4000人超す 新規感染者は減少傾向
(CNN) 米国の新型コロナウイルスによる死者は1万4000人を超えた。ただ、ジョンズ・ホプキンス大学は7日夜、新規感染者数の5日間移動平均の変化を基に、米国の感染状況は減少傾向にあるとの見方を示した。
米国ではこれまでに43万人以上が感染、1万4700人以上が死亡している。
ジョンズ・ホプキンス大によると、7日には1日の死者数として最多となる1858人の死亡が報告された。
ニューヨーク州のクオモ知事は8日の記者会見で、7日の新型コロナウイルス関連の死者は779人に上ったと説明。ニューヨーク州の当局者が発表した1日の死者数としては過去最多となった。
研究者の間では、感染拡大のピークはまだ訪れていないとの指摘が出ている。米シアトルにあるワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)のモデルによると、米国の1日当たりの死者数は12日前後にピークに達する見込み。
病床や人工呼吸器といった医療資源の使用量については、11日前後にピークに達する可能性があるという。
ただ、このモデルによると、累計の死者数は従来の予想を下回る見通しだ。
IHMEは7日、8月までに新型コロナウイルスにより約8万2000人が死亡するとの試算を発表。8日には死者数の推計を6万415人に下方修正した。