メラニア夫人支持率、不支持が支持を上回る CNN世論調査
(CNN) 米国のメラニア・トランプ大統領夫人は大統領夫人としての4年間で最も支持が少ない水準でホワイトハウスを去ることになったことがわかった。CNNの世論調査で明らかになった。
メラニア氏に対して支持しないと答えた人の割合は47%で、CNNが最初に調査を行った2016年2月以降で過去最高の水準だった。メラニア氏を支持すると答えた人の割合は42%で、特に意見はないなどが12%だった。
メラニア氏の支持率が最も高かったのは2018年5月の調査で58%。当時は初めての公式晩さん会が行われたほか、メラニア氏は、バーバラ・ブッシュ元大統領夫人の葬儀にドナルド・トランプ大統領が不参加のなか、出席していた。
しかし、メラニア氏への支持率は2018年12月までに2桁の下落を見せた。メラニア氏は当時、アフリカを単独で訪問するなどしていた。CNNが当時行った世論調査ではメラニア氏を支持するとした人の割合は43%、不支持は36%だった。
メラニア氏がホワイトハウスからの退去を迎えるなか、直近の大統領夫人と比較すると、メラニア氏への支持は大幅に低い水準にある。CNNとORCが2017年1月に行った世論調査では、ミシェル・オバマ氏の支持率は69%と8年前に大統領夫人となったときと同水準だった。ローラ・ブッシュ氏は夫のブッシュ(子)大統領が不人気だったが、ローラ氏の支持は高かった。2009年の調査ではローラ氏の支持率は67%で、ブッシュ大統領を肯定的に見る人の割合はわずか35%だった。ヒラリー・クリントン氏への支持もメラニア氏を上回っていた。2000年11月にCNNとUSAトゥデー、ギャラップが行った調査ではヒラリー氏の支持率は56%だった。
今回の世論調査は1月9日から14日にかけて、全米の成人1003人を無作為に抽出して固定電話もしくは携帯電話で話を聞いた。誤差の範囲はプラスマイナス3.7ポイント。