野球見物や店外飲食に迷い不要、自らも行きたいとファウチ氏
(CNN) バイデン米政権の新型コロナウイルス対策を主導する中心人物の1人であるファウチ大統領首席医療顧問(米国立アレルギー感染症研究所長)は米国内での感染状況に触れ、レストランの店外で食事を楽しみ、野球スタジアムに出かけてプレーに声援を送ることをためらわなくてもよい段階にあるとの判断をこのほど示した。
ただ、リスク管理の危機感については個人差があるだろうとも認めた。
CNNの取材に応じ、個人的にはレストラン店外で料理を味わうことにもうちゅうちょしないが、厳しい献身や責務を求められる職務を考えればそうすることは難しいとの悩ましい思いも吐露した。
自らの現在の望みは野球スタジアムの屋外席を訪れることと打ち明け、「マスクを着用するだろうし、他のファンと合流しても私の感染リスクは極めて非常に低いだろう」と予想。
「リスク回避には敏感な性分だが、屋外のスタンドに陣取って、(米大リーグの)ワシントン・ナショナルズの試合を見物することに迷いはない」とも述べた。
米国では新型コロナのワクチン接種が一定に進んでおり、変異型ウイルスとの闘いは続いているものの新規感染者数の減少基調なども報告されている。