オバマ夫妻、「まだ休むわけにはいかない」 元警官の有罪評決受け
(CNN) 米ミネソタ州で昨年起きた黒人男性ジョージ・フロイドさんの暴行死事件で、元警官に有罪の評決が言い渡されたことを受け、オバマ元大統領とミシェル夫人は20日、やるべきことはまだ多いと主張し、足を止めるわけにはいかないと強調した。
オバマ夫妻はこの日の声明で、「真の正義」に求められることとして、米国の黒人が常に差別的な扱いを受け、警官との遭遇におびえながら暮らしている事実を認めること、米国を理想の姿に近付けるために厳しい努力を続けることを挙げた。
「きょうの評決は前へ進むのに必要な一歩だったかもしれないが、到底十分とはいえない」「私たちは休むわけにはいかない」と述べて、司法制度から人種的偏見を排除するための改革をやり遂げ、少数派の経済的機会の拡大に努めなければならないと訴えた。
バイデン大統領とハリス副大統領も同日、評決を歓迎するとともに、これはさらなる正義に向けた出発点になるとの認識を示した。