住宅にブタの血ぶちまけ、弁護側証人の専門家が過去に居住 米国人男性死亡事件
(CNN) 米ミネソタ州ミネアポリス市で警官に押さえつけられた黒人男性ジョージ・フロイドさんが死亡した事件をめぐり、フロイドさん殺害の罪に問われた元警官デレク・ショービン被告の弁護側証人として公判で証言した専門家の元自宅が、ブタの血を浴びせかけられる被害に遭った。警察が明らかにした。
実力行使に詳しい専門家のバリー・ブロッドさんは13日の公判で、ショービン被告がフロイドさんの首を9分間以上にわたってひざで押さえつけた行為は正当化できると証言、ショービン被告は殺傷力を行使しておらず、「客観的な合理性をもって行動した」と述べていた。
その4日後の17日、ブロッドさんが過去に住んでいたカリフォルニア州の住宅にブタの血がぶちまけられた。
同州サンタローザ警察は17日午前3時ごろ、通報を受けて被害に遭った住宅に駆け付けた。住民は警察に対し、数人の集団が玄関にブタの頭を投げつけて、家の外からブタの血をぶちまけたと話している。
実力行使に詳しい専門家のバリー・ブロッドさんが以前住んでいた邸宅がブタの血で汚された/Santa Rosa Police Department
集団は全員が黒い服を着ていて、被害者が警察に通報すると逃走したという。被害額は400ドル(約4万3000円)相当と推定され、警察が器物損壊事件として捜査している。