暴風雨襲来の米東部、死者50人に NY市長は新たな備え訴え

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暴風雨が猛威を振るった米東部での死者が50人に達した/Mike Segar/Reuters

暴風雨が猛威を振るった米東部での死者が50人に達した/Mike Segar/Reuters

(CNN) ハリケーン崩れの暴風雨が米東部を襲った件で、関連する死者の数は少なくとも50人に達した。ニューヨーク市のデブラシオ市長は3日、今回の豪雨をきっかけに、全米が従来とは「異なる対応を取る」べきだと警鐘を鳴らした。

デブラシオ氏はCNNに対し、「これは新しい世界だ」と強調。暴風雨の激しさや頻度が増しているのは気候変動の影響であり、国全体で「全く異なる対応」が必要になると主張した。

今回の暴風雨は内陸部で多数の鉄砲水を引き起こした。デブラシオ氏は事前避難や道路などの清掃命令など、通常はハリケーンや巨大暴風雪に適用するより積極的な措置を将来的に検討する考えを示している。

その後、デブラシオ氏は特別チームを新設して、道路清掃や事前避難のタイミングや方法について取り決める方針も示した。

今回の暴風雨は1日、バージニア州からニューイングランド地方にかけて洪水を引き起こしたが、特に被害が大きかったのはフィラデルフィア都市圏やニュージャージー州、ニューヨーク南部にかけての地域だった。

ニュージャージー州では少なくとも25人、ニューヨーク州では18人が死亡。ホワイトハウスは2日遅く、バイデン大統領が両州への非常事態宣言を承認したと明らかにした。

ペンシルベニア州では今回の暴風雨により4人が死亡し、メリーランド、コネティカット、バージニア各州でも1人が死亡している。

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