行方不明から45年超 米アラバマ州の川で大学生の車発見 車内からは骨も
(CNN) 米アラバマ州の川で、45年超にわたって行方不明となっていたジョージア州の大学生の車と財布、身分証明書の他、人間のものとみられる骨が発見され、当局による長年の捜査が一大画期点を迎えている。
発見の翌日である8日、ジョージア州トループ郡のジェームズ・ウッドラフ保安官が記者会見で、大学生だった当時22歳のカイル・クリンクスケールズさんの姿が最後に目撃されたのは、1976年1月27日夜、大学へ戻るためにジョージア州ラグレーンジにある実家を車で出発した際だったと説明。
だがアラバマ州にあるオーバーン大学にクリンクスケールズさんがたどり着くことはなく、本人の姿のみならず、乗っていたフォード社製のピントが目撃されることもなかった。おそらく、これまでのところは――
ウッドラフ保安官は会見で、「45年間、我々はカイルと彼の車を捜してきた。数百件の手がかりを追ってきたが、そのどれからも実質的な展開が得られることはなかった」と説明。クリンクスケールズさんの発見を期して、複数の湖を排水し、膨大な数の捜索を実施してきたという。
アラバマ州チェンバース郡保安官事務所によると今月7日、小川の中に自動車のようなものが見えるとの通報があり、現場に駆け付けた当局者らが、部分的に水に漬かった車体を発見した。