米男性、雪崩で15メートルのがけ転落も無事生還
(CNN) 米コロラド州中部でスキー中に雪崩に遭った男性が、約15メートルがけ下に転落しながら無事に生還した。
地元救助隊の広報担当者が14日、CNNに語ったところによると、男性は複数の軽いあざ以外にけがもなかった。
同担当者によれば、男性は12日、母親と2人でデンバーの西約100キロに位置する地元の山道を登った。
ロープで降りた場所にあるスキーコースを目指したが、下降中にうまく外れなかった道具があり、翌日2人で取りに戻ったという。
男性が道具を回収しようと急斜面を横切ったのをきっかけに、雪崩が発生したという。男性は斜面を約60~90メートル下まで流され、がけ下に転落した。
雪崩はがけや谷などの地形によって、危険度がさらに増すといわれている。
母親が10分ほど捜して、腰まで雪に埋もれた男性を発見。雪崩の通報を受けた救助チームも駆け付け、2人は最終的に自分のスキーで脱出することができた。
2人ともスキーの経験や知識が豊富だったと、同担当者は指摘する。
コロラド州雪崩情報センター(CAIC)によると、同州では今シーズンの雪崩による死者がすでに3人報告されている。うち2人は、この男性と同じ山道で雪崩に巻き込まれたという。